会社のセキュリティポリシーや個人的な希望により、ファイルを完全に消去する必要がある、または消去したい場合があります。 Undelete の [セキュアデリート]機能を使用することにより、これが可能となりました。 SecureDelete を有効化すると、ファイルが削除されるだけでなく、そのファイルが占有していたディスク容量を上書きするため、ディスクにファイルの痕跡がまったく残りません。 これは、国防総省 (DOD) の国家安全保障局 (NSA) がこの目的のために指定した特定のビット パターンで上書きすることにより行います。 ファイルが上書きされた時点で削除が完了します。 セキュアデリートでは、いったん 復元箱 から削除されたら、機密性の高いファイル データへのアクセスがほぼ不可能になります。
ファイルが Recovery Bin から消去されたら、または削除されたらすぐに、そのファイルを上書きするように SecureDelete オプションを設定することができます。
[ドライブ設定] の [空きスペースワイパー] オプションには、ディスク ボリュームのすべての空き領域に適用できる類似のセキュリティ機能があります。 この機能では、空きスペースワイパーを自動的に実行するように設定でき、しばらくしてから実行したい場合は、[今すぐ空きスペースワイパーを実行] ボタンをクリックすると、ドライブ空き領域のワイプをその時点で実行できます。
メモ:空きスペースワイパーの実行には時間がかかる場合もあり、進行状況は [ドライブ設定] ページの上部と、メインのドライブ リストにグラフで表示されます。
メモ:SecureDelete が有効な状態で復元箱から削除されたファイルについては、徹底検索復元が無効となるため、SecureDelete はセキュリティ上の理由により必要な場合のみ有効にしてください。
注意 2: [セキュアデリート]では、ファイルが保存されているディスク ボリュームへの適切な書き込み権限が Undelete にあることが必要です。 Undelete に書き込み権限がない場合、ファイルは通常の単純な削除として処理されます。 ただし、空きスペースワイパー機能にはこの制限がないため、SecureDelete では行えないディスク ボリューム領域の「クリーンアップ」が可能です。